ワクチン・ショートストーリー

タイトルナンバー

1.ワクチンがなかった時代

ワクチンがなかった時代、米国では、

  • ポリオで1万人の子どもの手足が麻痺していました。
  • 風疹で1万人近くの赤ちゃんに先天異常か知的障害が起きました。
  • 麻疹(はしか)に400万人の子どもが感染し、3000人が死んでいました。
  • ジフテリアに20万人以上が感染し、1万5000人が死んでいました。
    学齢期の子どもの代表的な死因でした。
  • ヘモフィルスインフルエンザb型菌(Hib、ヒブ)によって、1万5000人の子どもが髄膜炎に罹り、その多くが脳障害を起こしました。
  • 百日咳によって8000人の子どもが亡くなり、その殆どは1歳未満でした。

現在、米国民全体がワクチンを接種するようになって、ポリオ、風疹、麻疹、ジフテリア、Hib菌、百日咳に罹る子はほぼゼロになりました。

20世紀前半、ワクチンがなかった時代には、実に多くの子どもたちが「ワクチンで防ぐことが出来る病気」で亡くなりました。現在は、ワクチンによって多くの子どもの命が救われています。ワクチンは、親が子どもに与えられる確かな命のプレゼントです。

2.感染力ランキング

感染のし易さは「基本再生産数」で表します。「基本再生産数」とは、全員が免疫を持っていない場合、1人の感染者が周囲の人に感染させる数のことです。毎冬流行するインフルエンザの「基本再生産数」は1.3です。


感染症
基本再生算数
1麻疹(はしか)
12~18
2水痘(水ぼうそう)
10~12
3流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
10~12
4風疹
6~7
5ポリオ
5~7
6百日咳
5.5
7天然痘
3.5~6.0
8ジフテリア
2.6
2.感染力ランキング

上記の疾患の「基本再生産数」はインフルエンザと比較にならないほど高く、流行しやすい疾患です。流行しないのはワクチンのお陰です。

ワクチンがなかった時代は、これらの病気は毎年流行して多くの子ども達が亡くなっていました。その代表が麻疹です。麻疹の流行は奈良時代から記録が残っています。あっという間に拡がり、多くの子ども達がなす術ないまま亡くなって行きました。麻疹は生きるか死ぬか、生死を分けるほどの重い病気でした。そのために江戸の人たちは、麻疹を「命さだめ」の病気と呼んだのです。

麻疹は今でも、全世界で毎年16万人が亡くなっています。百日咳、おたふくかぜ、水痘、風疹でも多くの犠牲者が出ています。命さだめとまで呼ばれていた麻疹を含めて、これらの病気は予防接種を受ければ、かからずに済む病気になりました。是非、決められた時期に、決められた回数のワクチンを、きちんと接種してください。

3.ジェリル・リンからの贈り物(おたふくかぜワクチン)

1963年3月30日の朝、ジェリル・リン・ヒルマンという5歳の女の子が「首が痛いの」と訴えました。父親のモリス・ヒルマン博士はウイルス学者でしたが、ジェリル・リンがおたふくかぜに罹ったと確信して、すぐに研究室から綿棒と培養液(ウイルスを生かしておく液体)の入った試験管を家に持ち帰りました。そしてジェリル・リンののどの奥を綿棒でこすって、それを培養液に入れて研究室に持ち帰りました。

ヒルマン博士は、おたふくかぜのワクチンを開発しようとして苦労していました。おたふくかぜワクチンの開発には、髄膜炎や脳炎を起こさないような穏やかなおたふくかぜウイルスが必要でした。ジェリル・リンが罹ったおたふくかぜのウイルスはまさにそのようなウイルスでした。ヒルマン博士が作成したワクチンは、その4年後に米国で認可されて使用され始めました。

1963年当時、米国では毎年おたふくかぜが多発していました。非常に伝染力が強い病気で予防するのは困難でした。おたふくかぜは、通常は耳下腺が腫れて痛いだけの軽い病気です。しかし、一部の人には髄膜炎、脳炎、難聴、膵臓炎、睾丸炎、卵巣炎などを引き起こします。それらの後遺症のために苦しんでいる人は大勢いました。

現在、米国では、おたふくかぜワクチンは無料で2回子ども達に接種されています。そのためにおたふくかぜに罹る人は以前の20分の1になり、後遺症で苦しむ人は殆どいなくなりました。

ジェリル・リンから作られたおたふくかぜワクチンは、現在までに世界中で数億人に接種されて、多くの子ども達をおたふくかぜから守っています。

*日本では残念ながら、おたふくかぜワクチンは定期接種になっていません。
そのために接種する人は30%程度で、年間約80万人の子ども達がおたふくかぜに罹って、多くの子ども達が後遺症に苦しんでいます。

4.小児科医が待ち焦がれたワクチン(ヒブワクチン)

4.小児科医が待ち焦がれたワクチン(ヒブワクチン)

小児科医は全てのワクチンを待ち焦がれているものですが、その中でも特に長年待ち焦がれていたワクチンはヒブワクチン(ヘモフィルス・インフルエンザb型菌ワクチン)だと思います。

ヒブ菌(ヘモフィルス・インフルエンザb型菌)による髄膜炎は、子どもの細菌性髄膜炎の約2/3を占めていて、かつ最も恐ろしいものです。経過があまりにも早くて早期診断が困難な病気で、診断がついて治療しても死亡したり、運動機能の麻痺、知的障害、てんかんなど重大な後遺症を残すことが多い病気です。

米国はヒブ菌による髄膜炎(以下ヒブ髄膜炎)がとても多い国でした。毎年1万5千人が発症して、その中で500人が亡くなり多数の人が後遺症によって苦しんでいました。
1990年にヒブワクチンが導入されると、その効果は劇的でした。ヒブ髄膜炎の発生数は1万5千人から100人以下になりました。発生数が1%以下になったことになります。死亡数も500人から5人以下になりました。

その素晴らしい効果が証明されたために、1990年代に欧米でも次々にヒブワクチンは定期接種になりました。そして、それぞれの国で米国と同様に素晴らしい効果をもたらしました。1998年にWHOはヒブワクチンを全ての国で定期接種にするように勧告しました。ヒブ菌による感染症によって世界中で毎年50万人近くの子どもが死亡していたからです。ようやく日本でヒブワクチンが認可された2008年までに、世界中の134カ国ですでに定期接種を行っていました。

ヒブ髄膜炎は日本でも最も恐ろしい病気の一つです。最初は風邪のような症状で始まり、半日か1日後に急激に悪化して重症のヒブ髄膜炎になってしまいます。日本では毎年約600人がヒブ髄膜炎に罹って、そのうち30人が亡くなり150人に後遺症が残っていました。そのヒブ髄膜炎のワクチンが早く日本でも使えるようになって欲しいと思い続けて来ました。

そのヒブワクチンは、2008年から日本でも接種できるようになりましたが、当初は任意接種で有料でした。国から補助が出るようになり無料で接種できるようになったのは米国から20年遅れた2010年でした。まことに長い長い20年でした。そして、ヒブワクチンが日本に導入されると、その効果は素晴らしいものでした。無料で接種できるようになった3年後の2013年には、導入前に比べてヒブ髄膜炎が98%も減少しました。

ヒブワクチン導入という小児科医の夢はかないましたが、米国に遅れること20年の月日が流れていました。その間にヒブ髄膜炎を発症した子どもは約1万2千人、死亡した子は600人、今なお後遺症に苦しんでいる子は3000人です。そのように考えると複雑な気持ちになります。

5.インフルエンザワクチン・バッシング

昔、インフルエンザワクチンは学童に集団接種されていました。1979年頃からインフルエンザワクチンは効かないという報道がされるようになり、いわゆるインフルエンザワクチン・バッシングが始まりました。インフルエンザワクチン・バッシングは何年にもわたり執拗に続いておりました。その当時、私は良く分からずにマスコミの報道を見ておりました。

当時は、国民も医師もインフルエンザワクチンに対して「効果はきわめて低いか、あるいはほとんどない」という評価を下していたと思います。

そんな中、1984年のある日、JAMA(米国医師会雑誌)を見ていたら「もっと、インフルエンザワクチンを」というタイトルの論文を見つけました。高齢者にとってインフルエンザは危険なので、もっとインフルエンザワクチンを接種しましょう、という内容でした。インフルエンザワクチンは効かないという論調一色の日本では全く目にしない内容でしたので驚きました。

1990年頃までに欧米先進諸国の間では、インフルエンザ対策が最重要課題の一つであるという認識が定着して、ワクチン接種が積極的に推進されていました。その目的は、主として高齢者などハイリスク者のインフルエンザ罹患およびその結果生じる合併症や死亡を予防すること、又、インフルエンザに関わる医療費の増大を抑制することでした。そこでは、インフルエンザワクチンの有効性は堅固に確立されていると評価されていました。その後、1989~1992年にかけて、欧米の多くの国では、高齢者や基礎疾患を持っている人などに対してインフルエンザワクチンの接種勧告がなされて公費接種が開始されました。

我が国では、1994年に予防接種法の改正があり、インフルエンザワクチン集団接種は中止されて任意接種になりました。結果的にインフルエンザワクチンは効果がないと判断されたことになります。しかし、その後、高齢者施設などでインフルエンザ集団発生および死亡などが報告されるようになり、インフルエンザワクチン接種の必要性が議論されるようになりました。そして、2001年に、欧米に遅れること10年で65歳以上の高齢者のインフルエンザワクチンが定期接種になりました。

今でも、あのインフルエンザ・バッシングとは何だったのかと思っています。
最初は学童に対する集団接種は効果がないからに始まって、徐々にインフルエンザワクチンは効果がないという論調になって来ました。

当時は、現在のようにインフルエンザを短時間で診断する検査法はありませんでした。症状によって診断していましたが、実際は風邪かインフルエンザか証明しないまま診療していました。当時、インフルエンザワクチンは効かないと結論付けた論文では、インフルエンザワクチンを接種して、その後発熱すれば全てインフルエンザに罹ったとみなされて、インフルエンザワクチンの効果がなかったと判断されました。発熱の中には多くの風邪が混ざっていたと推測されますが、それは全て無視されました。そして、インフルエンザワクチンは効果がないと結論付けられました。

インフルエンザワクチンの有効性に疑問を投げかける調査結果が報告されて議論が沸騰した1980年代に、日本から海外の医学雑誌に発表されたインフルエンザワクチンの研究報告は一編もありませんでした。そして、海外の多くのインフルエンザワクチンに関する報告を無視し続けていました。

「世界の動きを見ないで日本の中で行っていたコップの中の議論」こそが、インフルエンザワクチン・バッシングの最大の原因だったのではないかと思っています。

6.呼吸が止まった赤ちゃん(百日咳ワクチン)

6.呼吸が止まった赤ちゃん(百日咳ワクチン)

百日咳のワクチンは昭和25年頃より始められ、昭和39年より三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風混合ワクチン)が開始されました。百日咳は、1940年代は年間10万人が罹って、その10%が死亡していましたが、ワクチンが開発されてから患者数は急激に減少して、昭和49年には患者数は200人に減り死亡者は無くなりました。

しかし、この時期にワクチンの副反応報告があって、昭和50年2月に三種混合ワクチンは一時中止されました。すぐに再開されましたが接種率は激減してしまいました。その結果、昭和50年から54年に百日咳の大流行が起きて3万5千人の患者と118名の死亡者が出ました。

以下の話は、昭和52年夏、母校の大学病院で研修医をしていた時の話です。

ある夜、生後2か月の子が呼吸停止状態で運び込まれて来ました。すぐに蘇生させましたが、呼吸が又すぐに止まってしまう状態が続きました。当直医と研修医が徹夜をして治療して翌日になってようやく落ち着いてきました。

最初は何が何だか分からずにいましたが、その後、その子が百日咳だと分かりました。幼稚園生の兄が以前から咳が続いていて、その兄から感染したようでした。その子は幸い後遺症を残さずに退院して行きました。大学病院のすぐ近くにお住まいの方で、呼吸が変になってからすぐに受診したのが幸いでした。

百日咳は通常ひどい咳が続く病気ですが、6カ月未満の乳児では突然の無呼吸から始まることもあります。乳児早期の突然死が百日咳であることもあります。私が経験した無呼吸で運び込まれた子は、まさに突然の無呼吸から始まる百日咳でした。

日本で昭和50年に三種混合ワクチンを中止したことが、その後に百日咳の流行を引き起こし多くの子どもの命が失われました。そのことは、安易なワクチン中止が悲惨な状況を引き起こすかという教訓として欧米のワクチン関係の本で何回も取り上げられています。

7.サイレント・モンスター(B型肝炎ワクチン)

B型肝炎は、成人がB型肝炎ウイルスに感染したときに発症する急性肝炎とB型肝炎ウイルスの持続感染者に起きる慢性肝炎の2つに大きく分けられます。B型肝炎ウイルスの本当の恐ろしさは、B型肝炎ウイルスの持続感染です。

乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染すると、その時期の免疫力ではウイルスを排除できずウイルスは身体の中で生き続け、将来、慢性肝炎、肝硬変、肝がんになってしまいます。

  • 1歳以下で感染した乳児の80%から90%で感染が持続感染します。
  • 6歳未満で感染した小児の30%から50%で感染が持続します。
  • 小児期に感染し、感染が慢性化した成人のうち、15%から25%はB型肝炎に関連した肝がんか肝硬変で死亡します。

B型肝炎ウイルスは幼小児期に感染して、成人になって突然、慢性肝炎や肝硬変、肝がんを発症するサイレント・モンスターです。

生後2ヶ月から接種するB型肝炎ワクチンは、乳幼児、小児、青少年の95%以上に、感染予防に必要な抗体ができます。その予防効果は少なくとも20年続き、おそらく生涯持続すると考えられます。

B型肝炎ワクチンは、安全性と有効性が優れています。B型肝炎ワクチンは1982年以降、世界中で10億回以上接種されています。多くの国では、小児の8%から15%がB型肝炎ウイルスに持続感染していましたが、予防接種によって、予防接種を受けた小児における持続感染の割合が1%未満に減少しました。

8.マザーキラー

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスです。性交によって感染します。
性経験の若年化とともに20~40歳代の子宮頸がん発症が急増しています。 

ヒトパピローマウイルスに感染しても多くの場合ウイルスは排除されます。
しかし40~50人に1人は前ガン状態になります。
そして94人に1人が進行ガンになります。進行ガンになると子宮全摘をします。亡くなる人も数多くいます。
子宮頸がんは、若い女性の命を奪う、子宮を奪う、2つの意味で「マザーキラー」と呼ばれています。

HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン、子宮頸がんワクチン)は数少ないガンを予防できるワクチンです。現在使用しているガーダシルは、16歳以下に接種した場合88%の子宮頸がんが予防できます。さらに20歳から子宮頸がん検診を受ければ、殆ど100%が予防できます。

現在、日本では毎年1万人以上の女性が子宮頸がんになり、3,000人が亡くなっています。HPVワクチンと検診で、その女性たちの殆どは助かります。
日本では平成25年にHPVワクチンの副反応が大きく報道されてから接種率は激減しました。今年度から国は積極的勧奨を再開しましたが、接種率は予想よりも低いままです。接種率の激減は日本だけの現象で、世界各国では積極的に接種されています。
日本で副反応として騒がれた下肢の脱力や麻痺、言語障害、非てんかん発作などは、世界的には接種ストレス関連反応として理解されています。強いストレスを感じることによって起こる心因性の反応ですので、他のワクチン接種でも起こります。ワクチンの成分ではなくてワクチン接種という行為自体に対する反応です。

子宮頸がんはウイルス感染ですので、接種率が高くなれば子宮頸がん自体を根絶することも可能です。オーストラリアは男女ともにHPVワクチンの接種を続けていますので、将来の子宮頸がんの根絶が見えてきました。

HPVワクチンは数少ないガンを予防できるワクチンです。
日本でHPVワクチンの接種しなければ、現在12歳の女の子だけでも,生涯のうちに3,400人~3,800人が子宮頸がんとなり,700人~800人が死亡すると推定されます。
今の子どもたちが20~30年後に子宮頸がんなったら、接種をしてくれなかった親たちを恨むのではないでしょうか。
HPVワクチン接種は我々大人の責任です。

女の子の将来のために接種を強くお勧めします。


9.子どもに新型コロナワクチンは必要か?

・新型コロナウイルス感染症は、もともと重症化率が非常に低い子どもたち(特に5~11才児)にはワクチン接種はあまり意味がないという議論があります。

・デルタ株やオミクロン株が流行するようになってからは、小さな子どもたちで上気道症状が強く出ることがあり、彼らが救急外来に運ばれ入院するケースがしばしば見られています。
このようなトラブルを避けるために、アメリカでは12~18才児のみならず、5~11才
児でもワクチン接種が行われています。


「5~11歳用ワクチンが開発された理由」

CDC(米国疾病予防管理センター)、ACIP(ワクチン接種に関する諮問委員会)より

<米国の状況>
2021年11月3日の報告では、米国の5~11歳人口は2.800万人。
そのうち190万人が新型コロナに罹って、8,300人が入院、94人が死亡。


<なぜ、5~11歳の子にコロナワクチンを接種するのか?>
1)新型コロナに罹って、重症になる可能性がある。
2)新型コロナに罹って、後遺症を残すことがある。
3)新型コロナに罹って、家庭や学校で感染を拡げる。


<コロナワクチンは安全と評価された>
1)米国では、昨年12月19日までに5~11歳用ワクチンを870万回接種。
2)5~11歳用ワクチンのm-RNA量は12歳以上のワクチンに比べて3分の1、効果は同等。
3)重篤な副反応は報告されていない。
4)心筋炎は、5~11歳では16~24歳に比べて10分の1。
5)アナフィラキシーは、全てのワクチンで起こり得るが、5~11歳用ワクチンでは稀。
6)ワクチン承認後も、ワクチン安全性モニターシステムによってその安全性は監視され続けている。


<ワクチン接種後の注意>
接種後に下記のような症状が起きる可能性があるが、16~25歳よりも軽度。
ワクチンに対する正常な免疫反応が起きている証拠。

接種した腕の痛み、発赤、腫れ。
倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、吐き気。

・5~11歳用新型コロナワクチンの接種率が低いままです。
・大田原市の接種率は約38%、全国平均の約2倍ですが低いままです。
・オミクロン株が始まってから子どもの新型コロナ感染症が急増して、多くは軽症ですが、一部で重症例や死亡例が増えています。
・新型コロナ感染症の合併症として痙攣、急性脳症、心筋炎、多系統炎症症候群などがあり、8月31日までに20歳未満で41例の死亡が報告されています。
新型コロナワクチンは子どもたちの発症予防と重症化予防に大切なワクチンです。
・子どもたちに新型コロナワクチン接種をお願いいたします。


*参考情報
1.新潟県小児科医会
vaccine_child_setumei.pdf (med.or.jp)